
131話
過去・食堂 戦士育成道場レイヴェイン
全員が集合していた
リネ「ん?今日の食堂の飯は美味いな」
ミング「チキンだ。バトルの後の飯は最高だな」
ロガズオ「全くだ」
クウガ「明日はいよいよふたたびランキング戦だな」
リネ「ああ。頑張ろう」
アシュトウ「フッ、その前に死ななければな」
クウガ「何・・!」
リネ「アシュトウ、食事中だぞ」
ラーバイツェル「それがどうした?」
アシュトウ「びびって逃げなければいいんだが」
カトゥン「ブラッドソード対策でも?」
アシュトウ「さあな・・・」
クウガは傷口を押さえた
ミング「どうした?」
クウガ「・・・派手に練習して傷が・・」
ミングは薬を塗った
ミング「これで大丈夫だ」
クウガ「助かる」
リネ。o○(気まずい空気だな・・・)
クウガは茶をすすった
ラーバイツェル「くった食った。行こうアシュトウ。こんな奴らと
飯の時間を共にするのは寿命の無駄だ」
ロガズオ「ぐ!」
ミング「どうしたロガズオ!」
ロガズオ「毒だ・・・俺は少ししか飲んでいないがなんとか・・・」
リネ「!」
アシュトウ「?」
カトゥン「俺のにはなかったぞ」
ラーバイツェルは笑った
ラーバイツェル「おや?クウガが腹を押さえているぞ?」
アシュトウはクウガに近づいた
アシュトウ「ははは!どうしたんだクウガ?
みんな!クウガが倒れたぞ!!」
広間 戦士育成道場レイヴェイン>

まさか本当に毒だったとはな・・・」
132話
過去・食堂 戦士育成道場レイヴェイン
リネ「大丈夫か!クウガ!しっかりしろ!」
クウガ「まずい・・・意識が・・・」
クウガは植物状態になった
ミング「まさか・・・毒ではないのか?」
アシュトウ「フッ」
リネ「くそ!何とかならないのか!このままでは・・・」
ラーバイツェル「無理だな。そいつはもう死んだ」
アシュトウ「そうだ。死んだ奴はもうここに置いとくわけにはいかねぇ」
リネ「死んでるわけない!」
ミングはお茶を見た
ミング「毒だ!これは毒だぞ!!」
「!!」
リネはアシュトウを見た
リネ「まさか・・・お前ら!!」
アシュトウ「あ?」
ラーバイツェル「俺達がやったとでも?」
ミング「・・・確かに毒を使うのは、アシュトウと、一緒につるんでる
ラーバイツェルしかいないな」
クウガは寝室に運ばれた
広間 戦士育成道場レイヴェイン
アシュトウ「そして俺とラーバイツェルは道場を追い出された。
目が覚めることのないクウガは両親に引き取られた」
クウガ「俺が目を覚めたら、両親はアンドラに殺された」
アシュトウ「何!」
クウガ「もう仇は討った」
コフェン「アンドラ・・・聞いたことある。名のある用心棒だな」
アシュトウ「話を続けるぞ」
過去 細い道


お前じゃないんだろ?」


?はリネだった。追ってきていたようだ。


133話
過去・細い道
リネの攻撃 アシュトウに30のダメージ
アシュトウ「くっ!!」
ラーバイツェル「このままでは俺たちは死ぬぞ!!」
アシュトウ「くそ!最近覚えた魔法を食らえ!!」
アシュトウはポイズンニードルを唱えた
リネ「何だそれは!!」
リネに20のダメージ
アシュトウ「だめだ!倒れない・・・」
リネ「おおお!!」
リネの攻撃 ラーバイツェルに80のダメージ
ラーバイツェルはリネにしがみついた
ラーバイツェル「ぐは・・・逃げろアシュトウ!!」
アシュトウ「何を言ってやがる!!」
ラーバイツェル「お前だけでも生きて、無実を証明しろ!!」
リネの攻撃 高速連続斬り
「ズバババババババッ!!」
ラーバイツェルは死亡した
アシュトウ「くそっ!」
アシュトウは逃げ出した
リネ「・・・はあはあ。俺は何をやっているんだ」
リネは道場に帰るのをやめて、どこか途方に暮れた
広間 戦士育成道場レイヴェイン
クウガ「そうか・・・リネはもうここには・・・」
アシュトウ「あれじゃもう帰れないはずだ。俺はあれから
適当に遊んで、ある日クウガが目覚めたというウワサを耳にした。
で、てめえの村にやってきたってわけさ」
クウガ「そうか」
コフェン「ん?」
カトゥンと
?(顔に傷のある男)と
ミングが現れた
アシュトウ「また新人が一人・・・」
ミング「クウガ久しぶり!意識が戻って良かったな」
クウガ「ああ。お前こそ元気そうだな」
アシュトウ「ロガズオ、フィンブレクはどうしたんだ?」
カトゥン「フィンブレクなら牢屋に閉じ込めてるさ。邪魔なんでね」
「!」
牢屋 戦士育成道場レイヴェイン
フィンブレク「・・・」
134話
広間 戦士育成道場レイヴェイン
カトゥン「ロガズオはいる事はいるが、まだ5位以内に入れなくてね、
プライドのせいなのか、顔を出したくないだとさ」
アシュトウ「そんな事はどうでもいい。俺たちがここに来たのは、
クウガに与えた毒の事についてはっきりさせたいからだ」
カトゥン「・・・お前がやったんだろうが」
コフェン「カトゥン」
カトゥン「何だコフェン」
コフェン「フィンブレクという男、いつから牢屋にいるんだ?
俺が来たときにはすでにいたんだが」
カトゥン「ミングに聞け」
?(顔に傷のある男)「会わせてやったらどうだ?」
ミング「何を急に・・・」
クウガ「久しぶりに会ってみたいな」
アシュトウ。o○(リネ以上の驚異的な力の持つ男がなぜ牢屋に・・・。
何か知っているかもしれないな・・・)
カトゥン「フィンブレクの事はミングとロガズオに任せている。
ミングの許可をとれ。悪いが俺も会ったことがない」
ミング「ダメだ」
?(顔に傷のある男)「そろそろいいだろう?」
ミング「ダメだストライバ。前にも言ったが、
フィンブレクは極度の精神障害に陥っている。
俺とロガズオ以外のものに会えば、興奮状態が臨界点を超えて
自分を保てなくなってしまい、下手すると命を落とす恐れが・・・」
ストライバ(顔に傷のある男)「・・・」
アシュトウ「何だそりゃ」
クウガ「それでも、会わないわけにはいかないだろ」
アシュトウ「強行突破だ!力ずくでフィンブレクを牢屋から出す!!」
ミング「アシュトウ!俺の言っていることが分からないのか!!」
アシュトウ「てめえ。うさん臭えんだよ」
アシュトウとクウガは強行突破を始めた
カトゥン「勝手にしろ。殺し合いはその後にとっておくか」
ミング「止めろコフェン!!」
コフェン「・・・」
ミング「ハッ!!」
ミングの攻撃 高速猛毒針
「ビュオオオオ!!」
クウガは攻撃をよけた
アシュトウ。o○(・・・今のは・・!?)
クウガとアシュトウは牢屋を探した
ミングが追いかけてくる
135話
牢屋 戦士育成道場レイヴェイン
アシュトウ「ここにフィンブレクがいるはずだ」
見習い戦士見習い戦士「おい!勝手に入ってくるな・・お前はアシュトウ!
・・・クウガまで・・・」
クウガ「通りたいんだ」
見習い戦士「そうはいくかよっ!
ミングさんから誰も通すなと言われているんだからな!」
アシュトウ「食らえ!」
アシュトウはファイアースコールを唱えた。
見習い戦士「ぐわっ!!」
見習い戦士は倒れた
クウガ達は進んだ
フィンブレクが鉄格子の向こうにいた
アシュトウ「久しぶりだなフィンブレク。
お前のような奴がなぜ牢屋に・・・」
フィンブレク「油断していたんだ」
クウガ「鍵がないな」
アシュトウ「お前ならできるだろ?鉄を斬った時の事を・・・」
ミングが現れた
ミング「勝手に話すんじゃない!!」
アシュトウ「別に問題ないじゃないか?何を焦ってるんだ?」
ミング「悪いが、俺は昔とは違うぞ」
クウガ「フィンブレクと話をさせてくれ!
何か分かるかもしれないんだ!」
ミング「そうはいかない」
アシュトウ「こっちもお前の言う事を
わざわざ聞いているわけにはいかないな」
ミング「仕方ない。お前らも牢屋に閉じ込めてやろう。
そうすれば、好きなだけ話ができるぞ」
ミングの攻撃 白い毒
クウガ「何だ!?」
フィンブレク「気をつけろ!それを食らうと植物状態になるぞ!!」
クウガ「植物状態!?」
アシュトウ「やはりてめえが毒を・・・。
ミングよ。相手が誰だか忘れていないか?」
ミング「何?」
アシュトウ「俺に毒は効かない」
ミング「お前は実力で倒すさ」
クウガ「息を止めている間だけ、戦えるぞ」
ミング「かかって来な。俺がどのくらい変わったか身をもって知れ」
136話
牢屋 戦士育成道場レイヴェイン
それは一瞬だった。
ミングの攻撃は、クウガに全て当たらず、
クウガの一撃で倒された。
ミング「ぐ・・・植物状態だったはず・・・」
クウガ「ブランクは乗り越えたんだ」
アシュトウ「カルージャの戦いでこいつはさらに成長したのさ」
ミング「カルージャ?」
アシュトウ「ギアディを倒した」
ミング「・・・何だと!?」
アシュトウはミングから鍵を奪った。
フィンブレクが助け出された
アシュトウ「ミング。お前がクウガに毒をやったんだな?」
ミング「・・・そうだ。話は広場でするよ」
みんなは広場に戻った。
牢屋 戦士育成道場レイヴェイン
カトゥン「フィンブレク・・・久しぶりだな」
フィンブレク「リネはどうした?」
アシュトウが説明した
フィンブレク「そうか・・・今でも、戦いをやっているといいんだが・・・」
アシュトウ「ミング。話せるよな?」
ミング「分かった。まず、例の食事から5日前の事・・・」
過去・広間 戦士育成道場レイヴェイン
夜。ミングとロガズオが会話をしている。
ミング「俺の例の力も大分成熟してきた」
ロガズオ「始めるのか?」
ミング「俺が毒の才能に目覚めたことは未だに誰も知らない。
だが、いつ気づかれるか分からない。なるべく急がないとな」
ロガズオ「植物状態になる毒か・・・強烈だな」
ミング「チャンスは必ずくる。それまで、スキを伺うさ」
その時は、5日後に来た。
過去・食堂 戦士育成道場レイヴェイン
クウガが傷を負って、食事をしていた。
ミングにとって、毒を傷口に塗るチャンスだ。
ミングはロガズオに目で合図した。
ロガズオ。o○(ついにこの時がきたか)
クウガは傷口を押さえた
ミング「どうした?」
クウガ「・・・派手に練習して傷が・・」
ミングは薬を塗った
広間 戦士育成道場レイヴェイン
アシュトウ「その薬が毒なんだな?」
ミング「そうだ。話を続けようか」
137話
過去 広間 戦士育成道場レイヴェイン
クウガが植物状態になって家に運ばれ、
アシュトウは毒の疑いで追放。
ラーバイツェルは死亡し、リネは失踪した。
残ったのはミングとロガズオとカトゥン。 カトゥンは寝室で寝ていた。
ロガズオ「うまくいったな」
ミング「まさかリネまでいなくなるなんて・・」
ロガズオ「いいじゃないか」
ミング「いいわけはない。フィンブレク・・・」
ロガズオ「俺がフィンブレクと話す。そうすればスキが生じるはずだ」
ミング「見習い戦士にも協力してもらうか」
ミングはうなずいた
・・・そしてフィンブレクが帰る日が来た。
過去 寝室 戦士育成道場レイヴェイン
見習い戦士見習い戦士「ミングさん。ロガズオさん。奴です」
ミング「よし・・・朝の5時とは好都合。カトゥンは寝てるしな」
ミングはロガズオを起こした
過去 入り口 戦士育成道場レイヴェイン
フィンブレク「ロガズオじゃないか」
ロガズオ「おかえり、フィンブレク。修行はどうだった?」
フィンブレク「うまくいったよ」
ミング。o○(今だ!!)
ミングの攻撃 白い毒
フィンブレク「!!」
フィンブレクは植物状態になった
広間 戦士育成道場レイヴェイン
ミング「だが、フィンブレクは目覚めるのがはやかった」
フィンブレク「何で俺まで?」
ミング「お前は鋭い。嘘がすぐにバレる。クウガ達の事を
最後まで隠す自信がなかったんだ」
カトゥン「・・・それは知らなかったな」
アシュトウ「これで俺の疑いも晴れた。ははは」
ミング「お前はここに入るのか?」
アシュトウ「またよろしく頼むぜ」
クウガ「お前・・・!!」
アシュトウはミングを見た
アシュトウ「これで俺達もやるべき事が一致したな。
過去のことなんて、綺麗さっぱり捨ててやるよ」
ミング「では?」
アシュトウ「敵はクウガ一人だ。全員でかかれば倒せるはずだ」
カトゥン「それはいい考えだ」
クウガ「何!」
コフェン「クウガには悪いが、これは俺も加わらせてもらう。」
カトゥン「ロガズオ!でてこい!」
138話
広間 戦士育成道場レイヴェイン
クウガvs
戦闘開始
カトゥンの攻撃 クウガは攻撃をよけた
カトゥン「ちっ」
ミングの攻撃 白い毒 クウガは攻撃をよけた
ストライバ「スキあり」
ストライバの攻撃 隼の太刀
「スパッ!」
クウガに30のダメージ
クウガ。o○(何だ今のはまったく見え・・・)
アシュトウ「油断したな」
クウガはアシュトウの毒を吸っていた
クウガに20のダメージ
クウガ「くっ!」
ミング「よし!さすがにこの人数では・・・」
カトゥン。o○(クウガはここまで・・・
確かに大勢でかからないとやばい強さだ・・・)
フィンブレクのゴールドソードの先が、ミングに向けられている
ミング「!」
フィンブレク「全員でかかるとは卑怯な奴らめ」
アシュトウ「ちっ!こいつを忘れてたか」
ミング「コフェン!封印をとけ!」
フィンブレク「全員対二人だ」
フィンブレクがクウガ側に加わった
クウガ「助かる」
コフェン「それで戦況が変わるとでも思うか?」
「ズバッ!」
フィンブレクの攻撃でミングが気絶した
カトゥン「急げコフェン!!」
コフェンは目を覆っている布を外した。
ロガズオが現れた
ロガズオ「!!」
広間中にコフェンの目が張り巡らされた
コフェン「これが無限の目。お前達の動きをあらゆる角度から
把握できるぞ」
139話
広間 戦士育成道場レイヴェイン
カトゥン「コフェン。一気にカタをつけるぞ。
フィンブレクは昔、リネを倒して上位に上がった男だ。侮るな」
コフェン「一撃でやられたミングを見ればわかるさ」
無限の目がクウガとフィンブレクを捉えている。
クウガ「何だこの目の数は・・・!?」
コフェンの攻撃
クウガ「!!」
クウガに25のダメージ
クウガ「ぐ!」
コフェン「・・・」
コフェンの攻撃
フィンブレク「!」
フィンブレクに25のダメージ
クウガ「まさか・・・!」
コフェン「避けても、その方向が分かれば意味をなさないな」
カトゥン「ここだっ!」
カトゥンの攻撃
クウガ「!!」
クウガは攻撃をよけた
クウガ「一瞬のスキをついたか・・・」
カトゥン「くそ・・・生命力を吸い取ってやろうと思ったのに・・・」
ストライバの攻撃 隼の太刀
フィンブレク「!」
「ザン!!」
ストライバに攻撃が跳ね返った ストライバに30のダメージ
ストライバ「・・・!?」
カトゥン「フィンブレクへの攻撃はコフェンにまかせていけ。
魔力で物理攻撃を跳ね返る壁を張っているから、無限の目で攻撃ポイントを
確認しないと、ダメージを与えることはできない」
ストライバ「ちっ!」
コフェンの攻撃 フィンブレクに25のダメージ
フィンブレク「くっ!!」
クウガ「このっ!!」
クウガの攻撃 コフェンは攻撃をよけた
コフェン「回避率も同じだ。無限の目でお前達の動きは全て分かってい・・・」
コフェンに毒の20のダメージ
コフェン「・・・な!」
「!!」
アシュトウ「悪いが、さっきの話はパスだ」
140話
広間 戦士育成道場レイヴェイン
カトゥン「アシュトウ・・・!!」
クウガ「何考えてるんだお前は?」
アシュトウ「お前らの実力は分かった。
一気に終わりにするぞ」
クウガ「・・・?」
アシュトウは毒の霧を噴射させた。
広間内は霧で見えなくなった。
コフェン「くっ・・・見えない!!」
アシュトウ「今のうちにずらかるぞ」
クウガ「・・・?」
フィンブレク「・・・一人、かなり大きな力を感じる奴がいるしな」
フィンブレクは道場の奥を見た。
カトゥン「どこだっ!この借りは必ず・・・!!」
クウガ達は道場をでた。
平地

毒はミングだった。リネはいなかった。家にでも帰るか?」









広間 戦士育成道場レイヴェイン
カトゥン「くそ!逃げられたか!」
コフェン「無限の目の盲点をつかれた・・・」
ストライバ「・・・」
カトゥン「行くぞロガズオ、ストライバ、ミング。奴らを追う」
ロガズオ「起きろミング。お前も行くんだ」
コフェン「俺とあいつは留守番でいいんだな?」
カトゥン。o○(クウガやフィンブレクのような勝ち目のない相手など、
もうどうでもいい。アシュトウめ・・・お前を必ず!)