
461話
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
司会者ワイドラクセル「フィンブレク選手!デモクーア選手に圧勝です!」
リボッグは前に出た
リボッグ「よし、やるか」
カラブマは前に出た
カラブマ。O○(この選手は、さきほどの戦いで見ている。デモクーアのようなヘマはないだろう)
司会者ワイドラクセル「試合開始!」
リボッグ「おおおおお!」
リボッグの攻撃 突進
司会者ワイドラクセル「リボッグ選手!試合開始と同時に猛烈な勢いで突進です!」
カラブマ「・・・その動き、見えている」
カラブマは手を動かした
リボッグ。O○(その腕刻んでやるぜ)
リボッグの体から刃がでてきた
カラブマ「!」
カラブマは刃をリボッグごと受け止めた
リボッグ「止めたか」
カラブマはふたたび手を動かそうとした
リボッグの刃が動いた
カラブマ「ちっ」
カラブマは手を引っ込めた
リボッグはカラブマと距離をとった
司会者ワイドラクセル「お互い、ノーダメージです!」
フィンブレク。O○(デモクーアよりできるな、あの男)
カラブマ「こっちも本格的にやらないと、やられてしまうようだな」
カラブマは自分に指を向けた
リボッグ「?」
カラブマの速度が1上がった カラブマは手を動かした
1が100になった
リボッグ「何をしている」
カラブマはさらに手を動かした
100が1000になった。
リボッグ「何をしている」
カラブマ「今にわかるさ」
カラブマが一瞬でリボッグの背後に現れた
カラブマ「既にお前は1のダメージを受けている」
リボッグ「速・・・!」
リボッグは1のダメージを受けた
462話
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
リボッグは1のダメージを受けた
カラブマ「お前のその特殊な体質もこの攻撃の前では皆無」
リボッグ。O○(油断していた)
カラブマは手を動かした 1が100になった
カラブマはさらに手を動かした
100が1000になった
リボッグ「・・・く」
フィンブレク。O○(いったいどういう仕組みなんだ)
カラブマは構えた
リボッグ「!」
戦闘魔法円 戦闘大会会場 選手観覧席
レオリア。O○(あの構えに気をとられてしまうぞ)
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
リボッグはカラブマの攻撃に備えている
カラブマ「何をしている。俺はもう攻撃をした」
リボッグ「!?」
クウガは目でカラブマの動きを追っていた
クウガ「7回だ」
フィンブレク「7回!?」
リボッグは1のダメージ リボッグは1のダメージ リボッグは1のダメージ
リボッグは1のダメージ リボッグは1のダメージ リボッグは1のダメージ
リボッグは1のダメージ
リボッグ「!」
カラブマ「速度についてこれなかったな」
カラブマは手を動かした 1が100になった
リボッグ「食らえ!」
リボッグの攻撃 刃の突進
カラブマは攻撃をよけた
カラブマ「大きいぞこれは」
カラブマは手を動かした
100が1000になった
フィンブレク「合計、7回分のダメージか!?」
リボッグ「ぐ・・・!」
司会者ワイドラクセル「リボッグ選手!おそらくカラブマ選手の特殊攻撃によってでしょうか、大きなダメージを受けてしまったようです!」
リボッグはひざをついた
カラブマ「・・・」
リボッグ「全力で行くぜ」
カラブマ「今までのは全力ではないと?」
リボッグは刃に神経を集中させた
463話
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
リボッグは刃に神経を集中させた
カラブマ。O○(何が来るか分からないな)
カラブマは自分の周囲に細かい針を浮かせた
フィンブレク「・・・?」
クウガ「フィンブレク、見えたか」
フィンブレク「ああ。しかしリボッグもあれに気づくはずだ」
リボッグ。O○(あれが俺の特殊金属をも通すのか)
司会者ワイドラクセル「リボッグ選手!刃から夥しい殺気を放っています!」
リボッグ「いくぜ。刃の突進」
リボッグの攻撃 高速衝撃弾突進
カラブマは指を動かした
針が全てリボッグの方向を向いた
リボッグ「見えてるぜ」
カラブマ「そうか、見えているか」
リボッグ「!?」
「パリン!」
鏡が割れた
クウガ「くそ、鏡か!」
カラブマ。O○(魔力鏡。実際の針はお前の真上だ)
リボッグの突進は止まらない
本当の針がリボッグ目掛けて進んだ
リボッグ「分かるぜ」
フィンブレク。O○(リボッグの刃が本物の針の存在に気づいたかもしれない)
クウガ。O○(真上か)
リボッグの刃が動いた
カラブマ「・・・!」
刃が針を刻んでいく
ビス「!?」
リボッグ「刃に神経を通す。この修行がなかったら俺はてめえに負けてたかもな」
カラブマ「くそ!」
カラブマは攻撃をよけた
リボッグ「逃がすか!」
リボッグの攻撃 高速衝撃弾突進
「ズドォォォン!!」
カラブマに1500のダメージ
カラブマ「・・・くっ!」
464話
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
カラブマ。O○(・・・)
クウガ「あいつがさらに速度を上げることは?」
フィンブレク「多分ムリだろう。体がついていかない」
カラブマは自分に指を向けた
フィンブレク「!?」
カラブマの速度が1上がった カラブマは手を動かした
1が100になった
リボッグ。O○(これ以上にスピードが上がるのか)
カラブマは手を動かした
100が1000になった
カラブマが見えなくなった
リボッグ「動いたか!」
カラブマがリボッグの前に現れた カラブマの攻撃 リボッグの刃が反応した
カラブマ「くそ」
カラブマは再び姿を消した
フィンブレク「実際消えているわけではないな。ただ、あまりのスピードに目では追っていくことができない」
戦闘魔法円 観覧席 港町ファンヴァール
シャフタ「見えるかシンピオン」
シンピオン「無限の目で動きを捉えることは出来る」
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
カラブマ。O○(これで奴もどこから攻撃がくるか分からないだろう)
リボッグ「・・・」
カラブマは針を飛ばした
リボッグ「悪いが、これも刃が反応する」
リボッグの刃が針を刻んだ
カラブマの動きが止まった
カラブマ「な・・・!」
カラブマは倒れた カラブマは起き上がった
カラブマ「か・・・体が重い」
フィンブレク。O○(やはり速度に体が順応していかないか)
リボッグ「チャンスだな」
司会者ワイドラクセル「これはリボッグ選手!最大の攻撃チャンスです!カラブマ選手、倒れたまま、身動きが取れません!」
465話
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
カラブマ「くそ・・・」
カラブマはビスを見た
リボッグ「?」
ビス「・・・」
カラブマ。O○(俺は・・・欠陥品ではない)
カラブマの過去 草原
欠陥品達「ぐああああ」
デモクーア「その程度か」
カラブマ「さぁ、ビスよ。約束どおり俺に力を与えてくれ」
ビス「すばらしい。約束どおり私のコレクション5号、6号としよう。デモクーア、カラブマ。お前達は今までてなづけてきたコレクションの中でも最高ランクに値する」
デモクーア「これで俺は強くなれる!」
ビス「約束は忘れてはいけない。無様な試合を晒したら、その能力を消去するからな」
カラブマ「数値を変える能力があれば負ける気がしない」
ビス「では能力を授けよう」
ビスはカラブマとデモクーアに手を向け、謎の呪文を唱えた
カラブマとデモクーアはビスに能力を授かった
蝶が舞っていた
カラブマの攻撃 蝶に1のダメージ
デモクーア「すごい命中率だな」
カラブマは手を動かした 1が10になった
蝶が地面に落ちた
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
カラブマは起き上がった
リボッグ「まだやる気か」
カラブマ「俺は・・・お前と違ってどうしても勝たなきゃならない理由があるんだ!」
針の雨
「ドドドドドドド!!」
リボッグに1のダメージ リボッグに1のダメージ リボッグに1のダメージ リボッグに1のダメージ リボッグに1のダメージ リボッグに1のダメージ ・・・以下略
カラブマ「やったぞ!その数は500!俺が手を動かせばどうなるか・・・」
「ドシィン!!」
リボッグの攻撃 刃の突進
カラブマ「・・ぐはっ!」
リボッグ「スピードの効果が切れてるぞ。俺の動きに反応できなかったか」
カラブマは泣きながら倒れた
司会者ワイドラクセル「カラブマ選手!戦闘不能です!リボッグ選手の勝利!」
リボッグはベンチに戻った
リボッグ「頼むぞクウガ」
クウガ「ああ」
ビス「やはり私が掃除をしなければならないか」
466話
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
カラブマは起き上がった
カラブマ「・・・」
カラブマは恐る恐るベンチに戻った
カラブマ「・・・俺はどうなる?」
ビス「契約は終わった。お前の能力は消す」
カラブマはその場で屈みこんだ
デモクーア「カラブマ・・・」
ビスは前に出た
クウガは前に出た
クウガ。O○(修行の成果が試されるな)
ビス「・・・」
戦闘魔法円 観覧席 港町ファンヴァール
レオリア「・・・」
ポセウス「彼、大丈夫ですかね」
レオリア「多分な」
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
司会者ワイドラクセル「それでは試合を始めてください!」
クウガ「いくぞ!」
クウガの攻撃
ビスは笑った
ビスは完全防御を始めた
クウガ「それが全ての攻撃をノーダメージにする防御か
クウガの攻撃
ビスに500のダメージ
ビス「な・・・っ!?」
フィンブレク「闇が完全防御を無にする」
リボッグ「闇をモノにしたからな。俺の場合はもともと防御力あるから無にできないが、ああいう特殊能力系は無効化できるらしいな」
カラブマ「か・・・完全防御が破られた・・??」
デモクーア「ありえない・・・」
戦闘魔法円 観覧席 港町ファンヴァール
レオリア。O○(闇の力・・・ここまでとは!)
467話
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
ビス。O○(まさか・・・闇属性か)
クウガ「おい」
ビス「!」
クウガ「お前から来ないのなら俺から行くぞ」
クウガは構えた
戦闘魔法円 観覧席 港町ファンヴァール
ガウンブリザー「相性が悪いな」
ポセロ「ギュスタンとレオリアみたいな感じ?」
戦闘魔法円 観覧席 港町ファンヴァール
レオリア「俺ではまったく歯が立たなかったのに・・・」
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
ビス「くそくそくそぉ!!下等生物が!!!!」
ビスは両手を伸ばした 細かい針がクウガ目掛けて飛んでくる
クウガは構えている
針が全てクウガの手前で落ちた
フィンブレク「クウガの放つ気が、針の速度を落としたか。ビスはあれを当てて数値を大きくしていくようだったが無駄だったな」
ビス「くそ・・・攻撃があたれば」
クウガ「こっちだ」
クウガはビスの背後にいた
ビス「!」
クウガ「お前は特殊能力に頼りすぎたんだ」
クウガの攻撃 みね打ち ビスは気絶した
司会者ワイドラクセル「あ・・・圧勝です!クウガ選手、まるで大人が子供を相手にするような試合を見せてくれました!」
カラブマ「・・・目が覚めたよ俺」
デモクーア「本当に強くなるっていうのは、特殊能力だけに頼らないことか」
カラブマ「ああ、行こうデモクーア。俺達もクウガチームのようになるために」
デモクーア「そうだな」
カラブマとデモクーアはいなくなった
468話
戦闘魔法円 港町ファンヴァール
司会者ワイドラクセル「この試合、双方、初出場チームながら世界大会出場という大健闘!しかし実力は圧倒的にクウガチームが上だった!予想では世界大会常連の砂帝国を制したビスチームかと思われましたが、結果はまったく逆でした!クウガチームの圧勝です!」
クウガはベンチに戻った
フィンブレク「もう少し時間をかけても良かったのでは?」
クウガ「・・・いや、相手が弱すぎた」
リボッグ「お前こそ大丈夫だろうな?いざ闇属性を封じられたら、何もできなかったりとか」
クウガ「大丈夫だ。戦闘能力も上がっているのが分かる」
フィンブレク「俺も魔法剣を封じされた時の対処法を考えないとな」
戦闘魔法円 通路
数分後・・・。
ビス「・・・」
一人の戦士が現れた
戦士「見てたぞさっきの試合。弱いねぇ、アンタ」
ビス「・・・何?」
戦士「俺は殺戮の巣代表。懸賞金25000Gブジェネイロ。同じ初出場として、言わせてもらおうか。このままアンタが生きていると、俺の立場がねえ」
ビス「それで?」
ブジェネイロ「地獄へ堕ちてもらおうか」
ブジェネイロは体に炎が纏った
「ゴゴゴゴゴ・・・・」
龍獄炎
ビス「・・・」
ビスは完全防御をした ミスダメージを受けない
ブジェネイロ「な・・・!」
ビスの攻撃 ブジェネイロに1のダメージ
ブジェネイロ「?」
ビスは手を動かした
ブジェネイロ「・・・なんだ、脅かせやがって」
1が10のなった 10が100になった
ブジェネイロ「!」
ビスは手を動かした
100が1000になった
ブジェネイロ「な・・!」
ビスはさらに手を動かそうとした
?「やめておけ」
「!」
レオリアだった
レオリア「分かっただろ、お前では何もさせてくれない」
ブジェネイロ「く・・・くそ!」
ブジェネイロはいなくなった
ビス「・・・」
レオリア「来年だ。俺は来年お前の完全防御を破るために修行を続ける」
ビス「私が落ち込んでいるように見えるか?」
レオリア「俺のために言っている」
ビス「来年は特殊能力の男ではないと思え」
レオリア「言ってくれるじゃないか」
ビスとレオリアは握手をした
469話
戦闘大会会場 港町ファンヴァール
各試合が終了し、トーナメント表が更新された。
レオリア「・・・殺戮の巣。何だ既に負けていたのか」
そして準々決勝が始まる
戦闘大会会場 港町ファンヴァール
フィンブレク「オーラムク瞑白教会。4強の一角だ」
リボッグ「相手はあいつらか」
クウガ「この試合なんだかすごい事になりそうじゃないか?」
戦闘大会会場 港町ファンヴァール
ギレイグロム「・・・」
カトゥン「厄介な相手だな」
リネ「あれを使わないとまず勝てない」

オーラムク瞑白教会が出場してまいりましたぁーーー!!」
フーガン
オーラムク
ソロウズ
戦闘大会会場 港町ファンヴァール
フィンブレク「さすが昨年のTOP4。なんというか貫禄があるな」
リボッグ「さすがのやつらも今度ばかりは簡単に勝たせてくれないだろうな」
裏側 戦闘大会会場 港町ファンヴァール
ブジェネイロ「ここです」
ガディウレイズは穴に目を向けていた
ガディウレイズ「俺のは強力だぞ~グェッヘッヘッヘッ・・・・」
戦闘大会会場 港町ファンヴァール
ギレイグロム。O○(手は打った。ブジェネイロとガディウレイズがうまく動いてくれればまず負けないだろう)
カトゥン「俺がまず出る」
リネ。O○(ギレイグロムはなぜ余裕なのだろうか?)
カトゥンが前に出た
オーラムク「油断するなフーガン」
フーガン「まかせてくれ」
フーガンは槍を装備した
ソロウズ「不気味ですね、平和委員会は」
フーガンは前に出た
470話
戦闘大会会場 港町ファンヴァール
カトゥンは前に出た
フーガン。O○(この選手か)
司会者ワイドラクセル「それでは試合を始めてください!」
カトゥン VS
フーガン
観覧席 戦闘大会会場
ジマ「始まるか」
デンプテイラ「教会に勝ってほしいな」
ニキ「あの教会は強い。平和委員会も苦戦を強いられるじゃないの?」
戦闘大会会場 港町ファンヴァール
カトゥンはゆっくりと剣を引き抜いた
フーガン「何だその不気味な剣は!?」
カトゥン「すぐに分かるさ」
オーラムクは神の目を発動させた
カトゥンの剣をスコープ
オーラムク「気をつけろ!あれを食らうと戦意喪失になる!」
フーガン「何だって!?」
カトゥン「遅い」
カトゥンの攻撃
フーガンは神に祈った 時間が3秒戻った
カトゥン「遅い!」
フーガンはそこにはいなかった
オーラムク。O○(もう使ったか)
カトゥン「どこだ!?」
フーガンはカトゥンの50メートル後方で剣を構えていた
司会者ワイドラクセル「始まります!フーガン選手の攻撃が!」
カトゥン「いつの間に!?」
ソロウズ「今だフーガン!」
フーガンの攻撃
カトゥン「!」