
905話
オジュウ城付近 地底北の大陸
クウガたちが辿り着いた
最上階からアッジュマーが見下ろしていた。
ブルヴェッジ。O〇(ゼロアリクをああさせた張本人・・・)
最上階 オジュウ城
アッジュマー「あんな連中にゴージュデスが寝返ったいうのか」
ベルマッカ「実力もほぼ同等・・という話です」
アッジュマー「だとよ」
アッジュマーは男を見た
眼鏡男(デシンバル)「問題ないでしょう」
ベルマッカ。O〇(データ戦闘のグロイツ。シンバルに引けを取らない能力。
この男がいまだにデシンバルなのが信じられない)
ベルマッカ「それとゴルゴラオス」
ホルゴラオス「?」
ベルマッカ「お前は弱すぎる。頭脳だけでは今後やっていけない。あれにたえてみせろ」
ホルゴラオス「あれ?」
ベルマッカは奥にある毒の液体の入った器を示した
ホルゴラオス「わ・・・私をころすきですか!?」
グロイツ「私はこれを克服しましたよ。選択の余地はありません」
アッジュマー「死を選ぶか、力を選ぶか」
ホルゴラオス「く・・!」
ホルゴラオスは毒の液体に近づいた
グロイツ「潜在能力を200,いや300%まで無理矢理引き出す液体。
強化するには死とのはざまを乗り越える必要がある。それがこの猛毒だ。
毒に対する拒絶反応を乗り越えることが強化へとつながる。私が開発した毒による強化の薬だ」
アッジュマー「この毒で俺はシンバル級の力を手に入れた。さぁ、試してみろホルゴラオス!」
ホルゴラオスは毒の液体を飲んだ。
ホルゴラオス「グオォォァアアアアアア!!!!!」
広場 革命軍本拠地
ゼロアリク「偵察、ご苦労だった」
スパイ住民「へへ、ありがとうございます。約束の報酬は・・・」
ゼロアリクの攻撃
スパイ住民「う、うぐあああああああ!」
スパイ住民は死亡した
ゼロアリク「報酬は貴様の死だ。俺に斬られたことを光栄に思え」
デオシシス「戦力が分断されている今こそ攻め込むとき」
ガメゴドムは立ち上がった
ガメゴドム「さぁ、始めよう。これからは私たちの時代だ」
革命軍たちはモルコ城に向かった。
904話
オジュウ城 地底北の大陸
ベルマッカ「モルコ城が寝返った!?」
オジュウ兵達「な・・・何ですと!」
アッジュマー「で、奴らがここに向かっていると?」
ホルゴラオス「佐用でございます。どうなさいますか?」
アッジュマー「返り討ちにしてやる。それにしてもモルコ城が寝返ったか」
ホルゴラオス「?」
アッジュマー「そいつぁいい」
ホルゴラオス「?」
アッジュマー「お前に仕事を与えてやろう」
ドギスバリが現れた
ホルゴラオス「!」
ドギスバリ「おっと、俺のことは口外だ。ククク」
オジュウ貧困街 地底北の大陸
リボッグ「ここも同じじゃねえか」
フィンブレク「ここを抑えれば政府側の戦力が落ちるわけだな」
ブルヴェッジ「ここの戦力だが、調べたところによると要注意人物は2人。一人目はベルマッカ。実力でシンバル候補にまで上がった男だ。もう一人は地上から来た男だが、最近ベルマッカの上の立場に上がったらしい。ただ頭数でこちらのほうが優位だ。この二人だけ押さえておけば負けることはないだろう」
アボネィボ「ザコは俺と強化地底兵にまかせておけ」
リボッグ「まずは侵入だな」
貧困住民が声かけてきた
貧困住民1「見慣れない顔だね」
リボッグ「まぁな」
貧困住民1「地上人?」
リボッグ「そんなところだ」
貧困住民1「なぁ、助けてくれよ。最近特にひどいんだ待遇差がさ。上級国民は俺たちの10倍から12倍に・・・収入が減ったよ。もうやってられないよ。上流国民が食い残した残飯が時々運ばれてくる。何とかそれで命を永らえている。それだけじゃねえ」
リボッグ「?」
貧困住民1「ほら、あそこ見て」
クウガたちはその方向を見た
上級国民「貢物は?」
貧困国民2「はい、女性を1名。そして5500G・・・」
貧困住民の若い女性「・・・私、行きたくないよ・・・・」
上級国民「女はこれで我慢するか。で、5500Gのほうだが・・・」
上級国民の攻撃 貧困住民2に10のダメージ
貧困住民2「ぐあああ!!」
上級国民「もっとあるだろ?脅してでも集めてこい」
?「これでどうだ?」
上級国民「あ?」
上級国民は振り向いた
リボッグは1Gを渡した
上級国民「!?」
リボッグ「5500Gだ」
上級国民「お前、分かってないようだな。力のある者が上級国民。力のないものが下級・・・ブ、ブルヴェッジ!?アボ・・・」
上級国民がブルヴェッジとアボネィボを見つけた
リボッグ「何か言ったか」
上級国民「ひ・・・」
ブルヴェッジが近づいた
ブルヴェッジ「返してくれ」
上級国民「はい・・・分かりました」
上級国民は逃げだした
貧困住民2「あ、ありがとうございます!」
貧困住民の若い女性「本当に、本当に助かりました。貴方たちは命の恩人です」
貧困住民1「まさか、元デルバル様方とは!」
リボッグ「おっと、あまり事を荒立てたくない」
貧困住民「?・・・なるほど、やるんですね」
クウガ「もちろんだ、よし行こうか」
「おう!」
903話
モルコ城下町
2日後。
貧困街と優伏街の仕切り壁が撤去された
貧困住民の一人が足を踏み入れた
貧困住民「信じられない。俺たちがここに入っていいなんて」
裕福住民「何で突然こんなことに・・・近寄らないでくれ」
貧困住民「やっぱり・・・」
ダンド・ダンギが現れた
裕福住民「デ・・・デルバルさまがなぜ」
ダンド・ダンギ「城主が決定した。今後は皆対等だ。出入り自由となった」
裕福住民「え!?」
貧困住民「どういう意味ですか?」
ダンド・ダンギ「モルコ城は独立した」
貧困住民「ほ、ほんとですか。ありがたい・・・」
ダンドダンギ「昔のモルコ城下町に戻ったというわけだ」
裕福住民「冗談じゃない。北から攻められるぞ」
ダンド・ダンギ「その心配はない」
裕福住民「え?」
ダンド・ダンギ「今頃、奴らは港のほうについたはずだろう。
そして少しの間ここには」
ラインブレクとヌーズオウが現れた
裕福住民「ち・・・地上人!?」
ラインブレク「ここに攻めてくる可能性があるのは政府の本部だろう」
ダンド・ダンギ「モルコ城は地常人を受け入れることにした」
貧困住民「ええ、悪い人たちばかりではなさそうです。賛成です」
裕福住民「信じていいのか・・・?」
ダンド・ダンギ「ゴージュデスさんからの通達だ。協力しろと」
ヌーズオウ「本部・・・バドゼドやあの男か」
港




アボネィボが現れた
アボネィボ「船員はこいつらだ」
強化地底兵が10人現れた










強化地底兵「まかせてください」
902話
モルコ城 王の間
ブルヴェッジは起き上がった
ブルヴェッジ「シンバルか」
ゴージュデスは戦闘態勢に入った
ゴージュデス「お前との共闘はいつぶりだろうか」
ガーレス「!」
ブルヴェッジ「!?そうじゃあ・・・」
ゴージュデス「~反乱国として政府と戦う」
クウガ「相手は強そうだが、この人数ならいける」
ヌーズオウ「ああ。たとえシンバルだろうと」
ガーレス「それは裏切りとみていいのだな?」
ガーレスはその場を去ろうとした
クウガ「待て!」
クウガの攻撃 みだれ斬り ガーレス砕けた
クウガ「!?」
リボッグ「あっけないな。まさか」
ゴージュデス「本人が造り出したコピーだ。攻撃力は再現できても防御は0だ」
ブルヴェッジ「妙な小細工をするな」
広場 革命軍本拠地
ゼロアリク「ブルヴェッジはもうこの世にいない。よってこれからはガメゴドム様が総指揮官だ」
革命軍達「え?」
ゼロアリク「そして俺が副総司令官という位置付けだ。驚くのも無理はない。この決定に不服がある者はここから出ていけばいい」
ドギスバリ「・・・一時期、地上に潜伏いたガメゴドム様は、地上の力を吸収しさらに強くなられた」
ゼロアリク「さらに上層部には実力者3名を加える」
デオシシスとアシュトウ、デズキロア本体が出てきた。
革命軍達「!」
デオシシス「地上から来たが、お前たちと同じ意思を持って戦っていくつもりだ。この地底の国の民が平等に暮らせるようにしていきたい」
革命軍の一人「くそ!そんなの納得できるかよ!!」
ドギスバリ。O○(それにしてもあれだけ地常人を嫌っていたゼロアリクだったが、一体何が)
革命軍の一人の攻撃 ライトン
アシュトウ。O○(下っ端でライトンか。これが地底人)
デオシシスが攻撃を止めた
ゼロアリク「気持ちは痛いほどわかるが、これは決定事項・・・」
革命軍の一人「ぎゃあああああ!!」
革命軍の腹を突き破って卵が出てきた
卵が大きくなって割れた
革命軍たち「ひ・・・」
ガメゴドムが出てきた
デオシシス「そこにおられましたか。この男の行動を予測して」
ガメゴドム「新革命軍は旧革命軍を凌ぐ」
アシュトウ。O○(こいつがガメゴドムか。いかれてやがる)
901話
モルコ城 王の間
謎の男がふたたびゴージュデスに攻撃しようとする
フィンブレクとクウガが攻撃をとめた
謎の男「止めたか」
クウガ「なぜ攻撃した?」
スカルベンジョン「・・・シ、シンバルがなぜここに!?」
謎の男「試しただけだ。兵が足りなくてね。かつて僕の直属の部下だったバドセドも今ではシンバル。同格だ。シンバルは3人までという決まりでね。その中で最も最弱だったその男はデシンバル落とされた」
謎の男はゴージュデスを指さした。
クウガ「その強さで最弱だと!?」
ゴージュデス「ガーレス様、一体何を」
ガーレス「城主がこの有様とは情けない。しかし僕はそれを切り捨てる程、無情な男ではない。
新たにチャンスを与え、育成していくのが正しいと思っている。そうやって何人も育ててきた」
ゴージュデス「チャンス・・・ですか?」
ガーレスは顎でブルヴェッジを指した
ガーレス「その男にとどめをさせ。他は俺が責任をもって片付けてやる」
ゴージュデス「・・・分かりました」
クウガ「な・・・!!」
ゴージュデスはブルヴェッジに近づいた
ブルヴェッジ「くそ・・・動けない・・・」
ゴージュデスは力をためた
ラインブレクは動いた
ガーレスの攻撃 処刑台
ラインブレク「!」
ラインブレクは処刑台で動けなくなった
フィンブレク。O〇(い・・・いきなり!?)
クウガの攻撃 ミス 処刑台はダメージを受けない
クウガ「くそ・・なんだこれは」
ガーレス「見届けよ。余計な真似をしたら今のようになる」
ゴージュデス「・・・」
ブルヴェッジ「?」
スカルベンジョン「でかいのがくるぞ」
リボッグ「?」
ゴージュデスの攻撃 ゴージュ・サイクロン・ブレイド
攻撃先は ガーレスだった
ガーレス「!!」
ブルヴェッジ「ありがたい。まさか回復薬を隠し持っていたとは」
ブルヴェッジはゴージュデスがわざと落とした回復薬で起き上がった
処刑台が砕けた
フィンブレク「よし」
ヌーズオウ「まだ戦える」
ガーレス「それが答えか。せっかく与えてやったチャンスを」