631話
船
グレフソン「なんで私まで・・・」
フィンブレク「それにしても抵抗せずに船に乗ったな」
グレフソン「逃げてもどうせ追ってくるでしょう。・・・見えてきました、あれです」
グレフソンは研究所に指差した。
リボッグ「あれか」
研究所前
フィンブレク「静かだな。気をつけろ・・・何がくるか分からないぞ」
クウガたちは研究所に入った
研究所
「ガシャン!」
入口が閉まった ゲジガゲジが遅れて入れなかった
フィンブレク「しまった!」
研究所前
ゲジガゲジ「くっ・・・!開かないデス!」
顔に穴が開いた男が現れた
顔に穴が開いた男「楽しむために分断させただけだ」
ゲジガゲジ「あなたは一体誰なんデスか?」
顔に穴が開いた男「スライグ。ゾンソーガ大陸出身だ」
ゲジガゲジ。O○(ゾンソーガ大陸・・・8悪塊の数人が強くなりすぎ、力を求めてあっちのほうに行ったという話はよく聞きマスが・・・本当にそんな大陸が存在していたとは)
スライグ「外側は弱者の戦争が楽しめる」
ゲジガゲジは闇の剣を装備した
スライグ「抵抗するな。俺はこう見えてとても優しい」
ゲジガゲジの攻撃 渦魔空破
「ズズズズズ・・・」
顔の穴から謎の物体が出てきた
ゲジガゲジ「!?」
謎の物体が複数ゲジガゲジに襲い掛かる
「ドバドバドバドバ!!!」
スライグ「研究室内で開発された意思のある細胞用の生物。人間の血液に反応し、体力が尽きて自らが滅びるまで破壊活動を続ける」
「ガツガツガツガツ!!」
ゲジガゲジ「ぐああああああ!!」
研究所
クウガ「くそ!開け!!」
フィンブレク「壁はどうだ?地面とか」
リボッグは壁に突進した 壁は壊れなかった
リボッグ「成程・・・」
研究所前
ゲジガゲジは身動きが取れない
スライグ「生き残れたか。細胞破壊玉は自滅した。どうだ、俺の研究はすばらしいだろう?」
ゲジガゲジ「ひ・・・一人では・・・」
スライグは穴から破壊兵器を出した
ゲジガゲジ「!?」
スライグは自分の顔の穴に破壊兵器を向けた
研究所
クウガ「くそ!!」
フィンブレク「くっ・・・!」
グレフソン「そういえば・・・」
クウガ「?」
グレフソン「裏口があったのを覚えています」
床に穴が開いた
632話
研究所
フィンブレクは床の穴を発見した
フィンブレク「この穴は・・・!?何か見える!」
クウガ「は・・・破壊兵器!?なぜここに!?」
カルージャの町 数時間前
リネ「・・・こんなものがあるから、戦争が起きるんだ」
リネは破壊兵器を壊そうとした
地面に穴が開いた
リネ「!?」
穴から手が出てきた
リネ「な・・・何をする!」
謎の物体がリネを襲った
リネ「ぐ・・・ぐああああ!!」
リネは気絶した
手が破壊兵器を奪った!
スライグ男の声が聞こえた
スライグ「俺の穴は一度行ったところであればどこでも繋げることができる。人体を研究することで体はいくらでも変化させられる」
研究所前
スライグ「気づいたか。破壊兵器の力を見せてやろう。俺を楽しませろ!」
スライグは破壊兵器を使おうとした
研究所
フィンブレク「ぜ・・・全滅するぞ!」
研究所前
スライグの攻撃 破壊兵器出力LV2
リボッグ「うおおおおおおお!!」
リボッグは穴を体全体で塞いだ
フィンブレク「よせリボッグ!!」
リボッグ「俺は特殊金属だ!」
「ズン!!」
リボッグは瀕死状態になった
リボッグ「はやく・・・裏口へ・・・」
フィンブレク「リボッグ!!」
グレフソン「今は急ぐのです!」
クウガ「くそ!死ぬなよリボッグ!」
研究所
スライグ「すばらしい!破壊兵器で生き延びるとは!出力レベルを上げてみよう」
研究所前
クウガたちは急いで裏口へ向かった
クウガ「あれか!」
扉を見つけた
扉に穴が開いていた 穴の向こうに破壊兵器が見える
フィンブレク「な・・・何だと!?」
グレフソン「いよいよ終わりですか・・・」
クウガは構えた
フィンブレク「どうしたクウガ!?」
クウガ「ちょうどいいな。こっちが先に攻撃すればいい」
研究所前
スライグ「若造。貴様の声は聞こえている。さぁ、死の叫びで俺を喜ばせろ!研究所ごと散れ!」
スライグの攻撃 破壊兵器 出力LV3
633話
研究所前
スライグの攻撃 破壊兵器 出力LV3
研究所
クウガ。O○(だめだ・・・こっちの攻撃が遅れる!)
研究所前
黒い渦が発生していた
スライグ「!」
破壊兵器を取り込もうとしている
スライグ。O○(しまった・・・!こいつを忘れていた)
ゲジガゲジ「今デス!」
研究所
クウガ「これならいける!!」
クウガの攻撃 高速斬り
「ズバッ!!」
研究所前
スライグ「俺の・・・破壊兵器が!!」
スライグの破壊兵器が粉々になった
クウガ達が現れた
クウガ「あとはお前だけだ!」
フィンブレク「覚悟しろ」
スライグは穴から謎の物体を出した
「ズズズズズ・・・」
ゲジガゲジ「させまセン!」
黒い渦が謎の物体を吸い込んでいく
スライグ「!」
クウガ「自分で戦え!」
クウガの攻撃 みだれ斬り
スライグ「!」
「ズバズバズバズバ!!!」
スライグは攻撃を止めた
フィンブレク「油断するな!」
クウガ「ああ」
スライグ「その通り。俺は戦闘向けに構成された体ではない」
スライグは自分の顔の穴に手を突っ込んだ
「ズバッ!!」
クウガは攻撃をよけた
クウガ「・・・あぶ」
手から数発の光を発した
クウガ「な・・・!」
強化型ライトン クウガに8000のダメージ
スライグ「この穴を通じて、特殊加工されたライトンを研究所地下から発した」
フィンブレク。O○(それだけではない・・・こいつ魔力が相当ある)
クウガ「く・・・そ・・・!?」
強化型ライトン クウガに8000のダメージ
強化型ライトン クウガに8000のダメージ
スライグ「攻撃が終わったと油断したか?
スライグは手を元に戻した
クウガ「ぐあっ・・・!」
リボッグ「おおおお!」
リボッグの攻撃 刃地獄
スライグ「!」
スライグに2000のダメージ スライグに2000のダメージ
スライグに2000のダメージ スライグに2000のダメージ
スライグに2000のダメージ スライグに2000のダメージ
スライグ「く・・・油断したか」
フィンブレク「・・・何だ?この違和感は」
スライグは穴から特殊回復薬を出した スライグは全回復した
リボッグ「!」
スライグ「この回復薬は特殊だ。攻撃者へのダメージへと変換する」
リボッグに2000のダメージ リボッグに2000のダメージ
リボッグに2000のダメージ リボッグに2000のダメージ
リボッグに2000のダメージ リボッグに2000のダメージ
リボッグ「ぐっ!」
フィンブレク「リボッグ!」
スライグ「破壊兵器がなくても俺の研究成果で十分に弱者の世界を掌握できる」
634話
研究所前
フィンブレク「あの回復薬がある限り俺たちに勝ち目はないぞ」
リボッグ「数に制限はあるだろう」
フィンブレク「・・・くそ」
スライグ「やっと諦めてくれたか。俺は嬉しいぞ!スコーディオやガオブレクはもういない。駒にしてやるから、一緒に戦争を楽しもう」
クウガ「フィンブレク、とりあえず逃げるか?」
フィンブレク「ああ」
ゲジガゲジ。O○(回復薬の場所を特定し、破壊するしかないようデスね)
研究所地下
ジュラミジュラ「なんでこんなこと・・・」
研究所地下には毒ガスが充満している
研究所前
スライグ「ぐあああああああ!!」
「???」
スライグは突然苦しみだした
フィンブレク「あ!!」
ラインブレクが現れた
ラインブレク「どういう風の吹き回しか・・・ズァクがここを教えてくれた」
スライグ「おあああああ!!」
ラインブレク「ついでに地下の存在もな」
クウガ「何をしたんだ一体!?」
ラインブレク「毒が回ってきたようだな。こいつを確実に仕留めるには研究所を破壊するよりも、気づかれない別の方法がいいと思ってな。面白いものを捕まえた」
リボッグ「なんだそりゃ?」
ラインブレク「賞金首4万。毒ガスのジュラミジュラ。回復薬の情報源もズァクだ。本当に裏切りが好きな奴だな」
フィンブレク「裏切りのズァクか・・・」
グレフソン「あの男も何を考えてるか分かりませんね」
ラインブレク「クウガ、たぶんお前だな」
クウガ「?」
ラインブレク「アーウェイもそうだが、お前に出会うやつは変わるようだ。なんとなくわかる気がする」
クウガ「そうか。それはそれで嬉しいな。俺は何もしてないぞ」
リボッグ「フッ、そうかもしれないな」
スライグ「なんてことを・・・俺の研究を台無しにしやがって!!俺だけが見て俺だけが満足する戦争の世界!何もかもおしまいだ!」
スライグは顔の穴にに手を突っ込んだ
スライグ「・・・・!?」
クウガ「ん?」
ゲジガゲジ「どうしマシた?」
スライグの腕が抜けない
スライグ「その手を離せぇえええええええ!!」
フィンブレク「な・・・何が起きているんだ!?」
635話
研究所前
スライグ「くそ・・・こんなところで・・・見つかるなんて・・・・!!」
スライグの体が少しずつ消えていく
クウガ「な・・・何が起きているんだ」
フィンブレク「わ・・・分からない・・・」
スライグ「くそ・・・もう少しだった・・・のに・・・」
スライグは消えた
グレフソン「何が何だか・・・」
リボッグ「意外とあっけなかったが、終わったようだな」
クウガ「ああ」
フィンブレク「さぁ、道場に帰ってパーッとやるか。兄貴もどうだ?」
ラインブレク「しょうがないな・・・まあ打ち上げは明日になりそうだ。今日は回復に専念だな」
リボッグ「泊まってけ」
クウガ達は戻った グレフソンとは別れた
カルージャの町
ケルガーはリボッグに突進された
ケルガー「ひっ・・・」
リボッグ「てめえはこれからこの町で死ぬ気で働け」
ケルガー「は、はい・・・」
町民達「平和だ!平和だ!!」
フィンブレク「破壊兵器はもうないんだな」
クウガ「ああ。また誰かが悪さをしようとしたら倒そう」
ラインブレク。O○(コルクバーベン、お前にもこの瞬間を見せてやりたかった)
翌日。
ラングの村
ヨージュ「さすが、クウガ達。さて、大会に向けて修行しようか」
ビス「そうだな。この村も悪くない」
スフィム城下町
エリクィーダ「終わったか」
ファウサン「あいつら・・・またいいとことったな」
セキ「このままでは力の差は広がる一方だ。より質の高い修行が必要だな」
エリクィーダ「あいつらにできて僕にできないことはない」
カヌイ街 バスクズドゥン国
ギュスタン「平和か・・・つまらんな」
道場 バスクズドゥン国
シャフタ「ついにやりおったか」
シンピオン「さぁ、修行だ」
ダイジュガン「何だ。もう修行か」
オーラムク瞑白教会
オーラムク「やったか」
ソロウズ「そうらしいね。国際部隊はどうなるんだろう」
オーラムク「生き残ってるのはゲジガゲジだけになるが、彼はクウガ君と一緒にいるからもう国際部隊はないかもしれない」
船 セパーツタ海峡
グレフソン「ふっ・・・暇ですね」
グリバー「そうだなぁ・・・」
ルーベイタ「しばらくのんびりしたら修行再開とでもいくか」
サルフライド道場
ジュオア「さすがクウガチームだな」
アルバズン「またやってくれたか」
ベルフ「そうだな、俺もクウガチームに入ろうかな?」
ポセロ「あれ?ベルフそんな理由でこの合同合宿から逃げちゃうの?」
ベルフ「かんべんしてくれよ」
ガウンブリザー「楽しい修行になりそうだ」
ゼムディ「手は抜かない。回復薬は大量に用意してある。納得いくまで修行しよう」
ジュオア「そうこなくちゃな」
パンパンの道場
パンパン「おっかえりー!」
クウガ「カルージャの町で一泊してきた」
リボッグはたくさん荷物を持っている
パンパン「何それ?」
フィンブレク「酒、おつまみ、ん?肉とか野菜があるぞ。料理できるのか?」
ラインブレク「それなら俺がやろう」
フィンブレク「あれ?いつの間に料理を?」
ラインブレク「6神塊のとき、来客が多くてな。言っておくが、戦いよりも得意分野だからな」
?「じゃあ料理勝負と行こうかしら」
ラインブレク「何!?」
ブレイザ達だった
アヴィ「私得意よ。ラインブレク、勝負ね」
ダーキェ「こいつの作った料理、本当に信じられないほどうまいんだ!」
誰かがこっちを見ている
クウガ「キドンオ、いつの間に!?」
フィンブレク「料理勝負やる気まんまんだな。さすが酒場のマスター。なんかいつの間にか食材も大量に増えてるし」
キドンオは自信ありげに笑っている
パンパン「今日は楽しもう!さぁ、だれが作った料理が一番おいしいかな~わくわく♪」
636話
パンパンの道場
ラインブレクの料理が完成
フィンブレク「おおっこれは!」
ブレイザ「家庭料理って感じだな」
クウガ達は食べた
クウガ「うまい!」
ラインブレク「いつものペースだ」
ダーキェ「こっちもすごいぞ!」
クウガは食った
クウガ「こ・・・これは!」
ダーキェ「ご飯の上に乗せた数種類の肉、さらにその上に絶妙なタイミングで火を止めた最高の卵をとじ!つゆの調味料は独自の組み合わせで数パターンの隠し味があるが・・・今回もすごいぞ!副菜はオリジナル野菜炒め!」
クウガは食った
クウガ「うまい!この丼、肉の量もすごいな」
キドンオは笑った
パンパン「キドンオさん、あなたは・・・もはや神」
クウガ「な・・・何だこの輝くものは!?」
ラインブレク「な・・・んだ・・・と・・・」
そこにはだれにもまねできないような料理が数点並んでいた。
ブレイザ「こいつは驚いた。酒場では質素なものばかりな印象だが・・・」
ダーキェ「うおおお!うめええええええ!!」
クウガ「と・・・止まらない!助けてくれ!」
リボッグ「最高だこいつは、一番じゃねえの!?」
「ズドン!」
「!?」
ゲジガゲジ「これ、私がつくりマシた」
大きな焦げた塊があった
ブレイザ「まぁ・・・どうせ見た目だけだろ」
ブレイザは一口食った
ブレイザ「・・・おぇええええ!」
ブレイザは気絶した
ダーキェ「ブ・・・ブレイザさん!」
ゲジガゲジ「あれ?失敗デスかね?私はこれ、けっこういけるんデスが」
パンパン「っというわけで料理王はキドンオさんで決定」
ザバド「お前はすごいなキドンオ」
キドンオは笑った
アヴィ「悔しい・・・」
ラインブレク「うっ・・・もっと料理の腕を磨かねば」
翌日
パンパン「あー楽しかったねー」
フィンブレク「みんな無事に帰れたかな?」
謎の収容所
スライグは縛られていた
スライグ「・・・」
637話
パンパンの道場
クウガ達は修行していた
フィンブレク「さすがだな、魔法剣フレアに耐えるとは」
クウガ「ああ、俺たちも強くなったものだな」
ゲジガゲジ「ちょうど2対2で修行ができて良いデスね」
リボッグ「まあな・・・ん?」
パンパンの道場前
パンパン「ん~弁当は美味しい」
パンパンは弁当を食っていた
パンパンの道場
クウガ「さぁ、続きを・・・・!!」
フィンブレク「どうした!」
リボッグとゲジガゲジが穴に吸い込まれていく
クウガ「な・・・いつの間に!!」
フィンブレク「ひっぱるぞ!」
クウガ達は二人をひっぱろうとした、間に合わない
リボッグとゲジガゲジは穴に吸い込まれた
パンパンが戻った
パンパン「な・・・何があったの!?」
クウガ「突然、空間に穴が開いて・・・あっという間に二人が・・・」
フィンブレク「どこかで見たことが・・・スライグだ!」
牢獄F 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
ゲジガゲジ「・・・こ、ここはどこデスか?」
干からびた死体がいくつが転がっている
目の前に鉄格子がある
ゲジガゲジの攻撃 鉄格子はびくともしない
ゲジガゲジ「!?」
向かいの牢屋から笑い声がした
ゲジガゲジ「?」
牢獄Eのズァクだった
ズァク「お前も捕えられたか」
ゲジガゲジ「ここはどこデスか!?」
ズァク「ソンソーガ大陸・・・俺たちは家畜同然」
ゲジガゲジ「?」
「ガラガラガラガラ!!」
牢獄Cの鉄格子が上がった
ズァク「始まった」
ゲジガゲジ「?」
牢獄Cからカトゥンが出てきた
カトゥン「俺はほかのやつのようにはいかんぞ」
???(食欲旺盛の男)「ほう・・・」
カトゥンは負の力を増幅させた
カトゥン「こんなところに用はない」
カトゥンの攻撃 破速突
「ドシュッ!!」
カトゥン「ぐ・・・ぐあああああああ!!」
???が向かってきたカトゥンに噛みついた
???(食欲旺盛の男)「人間のいい肉の味がするぜ!!オオオオオォオ!!」
???はカトゥンの肉を食いちぎった
カトゥン「ぐああああ」
「ガリッガリッガリッガリッ!!」
ゲジガゲジ「な・・・何デスかあれは」
ズァク「ここは凶悪な2名の支配下にある。そのうち1名は・・・元7神塊。もう一人は・・・まだ見てないがとにかく危ない奴だ」
ゲジガゲジ「あの男は?」
ズァク「あれは間違いねえ・・・正義とはいえ、その残忍なやり口に平和委員長は男を7神塊退任させた。倒れた相手をそのまま喰らいつくすなんて普通じゃねえからな・・・。見ないと思ったらこのソンソーガ大陸にいやがったか」
カトゥンは倒れた
???(食欲旺盛な男)「食わせろ!強者の肉は最高だ!!」
「ガリッガリッガリッガリッ!!」
カトゥン「う・・・やめてくれ・・・」
???(食欲旺盛な男)「この辺やめるぜ。いずれ貴様の肉は修復するだろう、その時はまた美味しく食ってやるぜ。楽しみにしてろよ」
ゲジガゲジ「恐ろしいデスね」
ズァク「あれで一応人間らしい。人喰らいのギオンバズズ」
ギオンバズズは牢獄Dを見た
牢獄Dに入ってる戦士はびっくりした
ギオンバズズ「明日は貴様の肉だ、いい具合に回復してるな。楽しみにしてるぜ!」
監視室 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
スライグ(拘束状態)「・・・」
スライグの目の前に危険な目をした男が立っていた
牢獄A 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
リボッグは目が覚めた
リボッグ「・・・?」
638話
牢獄 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
「ガシャン!」
鉄格子が一斉に開いた それぞれ牢屋の前は同じ長方形の広間だった
ゲジガゲジ「リボッグ!?」
リボッグ「なぜここにぶちこまれた?」
ズァク「始まった。餌の時間だぜ」
リボッグ「餌?」
広間の天井からパンや肉が落ちてきた
カトゥンが食べている
戦士「俺のものだ!!」
戦士は瀕死状態のカトゥンをどかした
カトゥン「うっ!」
戦士「ぜってぇここから出てやるぜ!!」
剣を装備した男が戦士に襲い掛かってきた
戦士「ぎゃああああ!!」
戦士は死亡した
リボッグ「一体どうなってやがる」
ゲジガゲジ「ジェルマ。賞金首4万G・・・噂が途絶えたと思ったら・・・こんなとこにいたのデスか」
リボッグ「体がボロボロじゃねぇか」
ジェルマ(剣を装備した男)「俺の食糧だ!!誰にも渡さねぇ!!」
監視室 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
?「そろそろジェルマの肉は飽きたのでは?」
ギオンバズズ「・・・飽きたな。もう必要ない。次は心臓を食ってやるか。一匹に一度しか味わえない心臓、楽しみだぜ!」
牢獄 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
警報が鳴った
ズァク「牢屋に戻れ!」
リボッグ「?」
ズァク「警報から1分後、この広間に電撃が走る」
リボッグ「何!」
ゲジガゲジ「戻りまショウ!」
全員牢獄に戻った
「ガシャン!」
牢獄A 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
リボッグ。O○(って・・・おい。向かいはジェルマか)
牢獄B 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
ジェルマ「飢えやがれ、牛人間」
牢獄C 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
カトゥン「・・・」
牢獄D 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
戦士が震えている・・・
戦士「あ・・・明日は僕の番だ・・・ひぃい・・・」
639話
牢獄 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
翌朝、牢獄Dが開いた
戦士「う・・・」
牢獄A 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
リボッグ「始まるようだな」
牢獄D 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
戦士。O○(あれ・・・広間になかなか現れないな)
戦士は待った
戦士。O○(もしかして、逃げるチャンス!?)
その時、戦士の後ろに穴が出現した。スライグの穴だった
そこからギオンバズズがでてきた
ギオンバズズ「グオオオオオオ!!!」
戦士「ぎゃあああああ!!」
ギオンバズズは戦士に噛みついた
戦士「ぐあああ、助けて・・・ひぃい!!」
「ガリガリガリガリ!!」
戦士「ぎゃあああああ!!」
ギオンバズズ「ザコの肉は飽きたな!!まぁいい。もうすぐ心臓を食えるからな」
戦士は瀕死状態になった
ギオンバズズ「明日はAか」
ギオンバズズはAの牢屋の前に歩いた
牢獄A 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
リボッグ「俺を食う気か?」
ギオンバズズ「貴様、人間じゃないな」
リボッグ「ならどうする?」
ギオンバズズ「牛人間の肉はいらねぇ。あいつにまかせるか」
リボッグ「?」
ギオンバズズは牢獄Gの前に移動した
牢獄G 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
ブフィタギアス「・・・」
ギオンバズズ「新入りか」
ブフィタギアス「すまないな、昔この大陸にいたからな」
ギオンバズズ「明日は貴様の肉だ。死を覚悟している目だな」
ギオンバズズは涎をたらした
牢獄F 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
ゲジガゲジ「あの戦士も入ったばかりのようデスね」
牢獄E 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
ズァク「その次は俺かな?」
監視室 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
スライグ(拘束状態)「ブ・・・ブフィタギアス!?」
?(危険な目をした男)「?」
スライグ(拘束状態)「や・・・やめろ。そいつには手を出すな!!」
スライグは恐怖におびえている
640話
監視室 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
翌日
ギオンバズズ「朝飯の時間だ!」
スライグ「やめろ!ブフィタギアスに手を出すな!!」
?(危険な目をした男)「なぜ?」
ギオンバズズは牢獄に移動した
牢獄G 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
ギオンバズズ「待たせたな、新鮮な肉!!」
ブフィタギアス「!!・・・や、やめろ!!」
ギオンバズズ「グオオオオオオオオ!!」
「ガリガリガリガリ!!」
ブフィタギアスは気絶した
ギオンバズズ「ん?」
ブフィタギアスの背中に封印の紋章が刻まれていた
ギオンバズズ「紋章?・・・萎えるわ、明日はジェルマか」
ギオンバズズは激しい歯ぎしりをした
「ギギギッギイギ!!」
牢獄A 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
ジェルマ「・・・」
監視室 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
スライグの背中にも封印の紋章があった
ギオンバズズ「これだよ、気にならないか?」
スライグ(拘束状態)「・・・」
ギオンバズズ「マルボッチ、これはなんだ?」
マルボッチ(危険な目をした男)「私も知らないな」
ギオンバズズ「まあいい、明日は心臓を喰らいつくしてやるぜ!グオオオオオ!」
スライグ。O○(手を出したな・・・)
マルボッチ(危険な目をした男)「奴も終わりか。死体から目玉の回収頼むぞ」
ギオンバズズ「目玉を食うなんてイカれてるな?」
マルボッチ「私から見たら人肉や心臓を食うキミこそがイカれてるよ・・・ジュルマの目玉。さてどんな味がするかな、フヒヒヒ」
牢獄A 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
リボッグ「ジェルマ、おい聞こえるか。お前も戦力にはなるんだろ?あの肉野郎をどうにかしたいと思わないのか?」
牢獄B 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
ジェルマ「お前と手を組む気はない」
牢獄G 謎の収容所 ゾンソーガ大陸
ブフィタギアスは夢を見ていた
背中に封印の紋章を刻まれた夢を見ていた