141話
平地
カトゥン「・・・奴らの匂いを辿ってきたら、これはクロデュスの町の
方向じゃないか」
ミング「やめるか?」
カトゥン「巻き込まれなければいい。
お前の毒でアシュトウを植物状態にする。頼むぞ」
ストライバ「腕がなるぜ」
ロガズオ「俺はどうする?」
カトゥン「臨機応変にやっていけ。間違った判断はするなよ」
ミング「さっきの戦いで何もできなかったよなロガズオ。
今度はしっかり働いてもらわないとな」
ロガズオ「何だミング?ご機嫌ナナメじゃないか。
・・・俺もあいつが嫌いだから参加してやったが、
気に入らないことがあればいつでも降りるぜ」
平地 (カトゥン達よりも先)
アシュトウ「ははは。誰か倒れてるぞ。笑えるな」
クウガ「!」
ブフィタギアスが倒れていた
クウガ「お前はたしか・・・ブフィタギアス。しっかりしろ!」
ブフィタギアス「ぐ・・・」
ブフィタギアスは体中切り刻まれていた
フィンブレク「これは酷いな」
ブフィタギアス「・・・・・こんな・・・形で・・・再会・・・」
クウガ「クロデュスの町で、まず病院を探す必要があるな」
フィンブレク「俺が担ぐ。戦いのダメージが少ない」
フィンブレクはブフィタギアスを担いだ
アシュトウ「フッ、まったくよ。そんな奴、放っとけよ」
ブフィタギアス「すまない」
アシュトウ「ところで誰にやられたんだ、お前?」
ブフィタギアス「・・あ・・・相手が悪すぎた・・・・賞金首4000Gの男・・・
切り裂きのネジェロイだったなんて・・・・ぐ・・・」
アシュトウ「・・・!」
ブフィタギアス「・・・気をつけろ・・・まだこの辺に・・・・・・」
フィンブレク「もうすぐ町だ。くたばるんじゃないぞ」
142話
クロデュスの街 入り口
見張りの兵士1「俺達で何人目だ?」
見張りの兵士2「あんたは知らないだろうけど、数え切れるもんじゃないぜ。
100人は軽く超えるんじゃないか?」
見張りの兵士1「今度はどんな悪党がやってくるんだ?」
見張りの兵士2「どうせ俺たちは死ぬ運命・・・」
「ドシュッ!!」
見張りの兵士1は死亡した
見張りの兵士2「おい、どうした!」
見張りの兵士2は見張りの兵士1を見た
体中が切り刻まれていた
見張りの兵士2「こんな酷いのは始めてた・・・」
?「クックックック・・・面白いぞ・・・」
見張りの兵士2「ひっ・・・!!」
クウガ達が現れた
フィンブレク「見ろ!誰か倒れてるぞ!!」
クウガ「兵士だ」
ブフィタギアス「まさか・・・」
アシュトウ「何だ?あいつら仲間割れでもしたのか?」
「ドシュッ!!」
クウガ達の目の前で見張りの兵士2が切り刻まれた
ブフィタギアス「ま・・・間違いない!奴だ!!」
アシュトウ「切り裂きのネジェロイか?」
?「貴様、俺を知っているのか?」
「シュババババッ!」
フィンブレクは攻撃をよけた
「シュババババッ!シュバッ!シュバッ!!」
フィンブレクは攻撃をよけた
?「!」
フィンブレク「間違いなさそうだな」
クウガ「姿を現したらどうだ?」
ネジェロイ(懸賞金4000G)「ちっ。いくぞジギル」
ジギル(懸賞金2700G)「フン!貴様ら、後で覚えておけよ」
ネジェロイとジギルがクロデュスの町に入った
ブフィタギアス「・・・ま・・・町に入ったぞ・・・」
クウガ「あいつら!街をどうする気だ!」
アシュトウ「俺たちも入るぞ」
143話
クロデュスの街 入り口
一般人とやばい奴の手下がぶつかった
やばい奴の手下「てめえ、俺にぶつかったな?」
一般人「ひぃぃ!」
やばい奴の手下「あーあ、弁償だなあ」
見ている人達「ひっ!あいつら、またでてきやがった」
?(やばい奴)「1000Gいただこうか」
やばい奴の手下「そうだ。1000Gだ」
一般人「ひぃぃ、400Gしか・・・」
「ドシュッ!!」
?(やばい奴)は刃の片腕で一般人を真っ二つにした
見ている人達「ひいい!!また刃のぺザギルに普通の人が・・・」
ぺザギル(やばい奴)「血はたまらねえ!!」
やばい奴の手下「ははは!あのセルゲムンバに30秒で勝ち、
そしてかけられた懸賞金は3200G!さすがぺザギル様!!」
ぺザギル「誰でもいいから血がみたいぜ!フヘヘヘヘ!!」
やばい奴の手下達「この町では、弱い奴がでていくのさ!!」
クロデュスの街 南部
フィンブレク「一応、覚悟しておいたほうがいいかな」
クウガ「何だこの街は?みんな武器を持っているぞ」
アシュトウ「代わってないな。いや、むしろ余計悪化してきている。
ところでネジェロイはどこ行ったんだ?」
兵士が4人近づいてきた
兵士1「大丈夫。正義の味方がいるんだ」
クウガ「正義の味方?」
兵士3「うん。賞金首なんてしょっちゅう現れるけど、あのお方が
一瞬で掃除してくれるんだ」
アシュトウ「?」
兵士1「だから弱い奴はみんな待っているんだ。
毎月行われる掃除の時間を」
兵士4「君達は賞金首じゃないよね?一人、悪人みたいな顔がいるけど」
アシュトウ「違うに決まってんだろ」
兵士2「・・・そうか。じゃ、ちゃんと命守れよ」
兵士達はいなくなった
144話
病院 クロデュスの街 中心部
医師「3日ほどで回復するでしょう。私の作った薬は
とーーっても回復速度が速いって好評なんだよ」
フィンブレク「そうか。良かったなブフィタギアス」
ブフィタギアス「しばらく休めそうだ」
アシュトウ「おい、クウガ何してんだ?」
クウガは冷蔵庫のパンをつまみ食いしていた
医師「腹が減ってたんだな」
クウガ「うまいなこのパンは」
アシュトウ「人の家のもん勝手に食うなよ」
フィンブレク「よし、そろそろ行くか」
医師「もう行くのか」
クウガ「心配はいらない。俺達は負けたりしない」
フィンブレク「ま、俺がいるからな」
アシュトウ「何だそりゃ?」
クウガ達は病院をでた
クロデュスの街 中心部
?「アシュトウじゃねえか」
アシュトウ「!」
?は賞金首のはゼイパだった
アシュトウ「!!」
フィンブレク「どうしたんだアシュトウ?」
ゼイパ(懸賞金3700G)「俺の顔を覚えていたか。嬉しいぜ」
アシュトウ「・・・4年ぶりだなゼイパ」
ゼイパ「この街にお宝があると聞いてな、片っ端からザコを片付けてる。
俺は悟った。宝は賞金首だとな!」
アシュトウ「それで集まってるのか」
ゼイパ「貴様など相手にしている時間はない。
早くしないとせっかくの賞金首がいなくなるんでね」
アシュトウ「この野郎・・・俺がどれだけ強くなったか教えてやろうか?」
クロデュスの街 北部
3人の500G前後の賞金首がジギルに一瞬で倒された
ジギル「けっ。俺一人で十分とは、弱すぎるな」
ネジェロイ「ククク。こんな奴らが金集めとは笑いが止まらん」
145話
クロデュスの街 中心部
ゼイパ「そいつは面白ぇ」
アシュトウvsゼイパ
戦闘開始
アシュトウの攻撃 ゼイパは攻撃をよけた
ゼイパ「ちっちっちっ、ちょっと遅いんじゃない?」
アシュトウ「大した自信だな」
アシュトウの攻撃 ゼイパは攻撃をよけた
ゼイパ「体力が落ちるぞ?」
アシュトウの蠍剣から毒が噴射した
ゼイパ「!」
ゼイパは毒をよけた
ゼイパ「昔に比べると、ちょっと多すぎるんじゃないか?」
アシュトウ「食らえ」
アシュトウはポイズンニードルを唱えた
ゼイパに23のダメージ
フィンブレク「当たったな」
クウガ「ああ」
ゼイパ「貴様、調子に乗るのもいい加減にしろよ」
ゼイパは鉄の剣を2つ出してきた
アシュトウ「二刀流か・・・いつのまに」
ゼイパ「俺が何て呼ばれてるか教えてやろうか」
アシュトウ「フッ、聞きたくもないな」
それは一瞬だった。アシュトウは
十文字の傷をおった。
「ズバッ!!」
アシュトウ「ぐ・・・!!」
ゼイパの十文字斬りがアシュトウにヒットしていた。
アシュトウに60のダメージ
ゼイパ「赤を作る男だ。
お前は自分の血で赤く染まる」
アシュトウ「・・・てめえ」
151話
病院 クロデュスの街
アシュトウ「・・・」
医師「目が覚めたようだね。回復まで休んでてくれって伝言だ」
アシュトウ「ジギルの野郎。昔はもう少し弱かったはずだ。
なのにあんなに強くなりやがって」
医師「ここは危険だよ。賞金首に手を出すなんて自殺行為さ。
あの二人、無事じゃすまないかもね」
アシュトウ「あいつらなら心配ない。今のところ俺よりも強い」
医師「そうか」
ブフィタギアス「クウガ達の事か?」
アシュトウ「ああ。クウガはギアディを倒したほどだ」
ブフィタギアス「!!カルージャの・・!?」
アシュトウ「だが、何か嫌な予感がするんだ。
兵士達の言ってた掃除がどうのこうのというが・・・どうも気になってよ」
医師「・・・」
休憩所 クロデュスの街
フィンブレク「殺気を感じないか?」
クウガ「ん?」
ペザギル達が現れた
フィンブレク「隠れるぞ」
クウガ「?」
フィンブレク「おそらくあの血に飢えた奴は賞金首だ。
見つからないように後を追えば、一気に多くの賞金首を見つけられる
かもしれない」
クウガ「それでどうするつもりだ?」
フィンブレク「やるかやらないかはその場で判断しよう。ただ、一応
どこに賞金首がいるのか把握しておけば、
この街で動きやすくなる事は確かだ」
クウガ「・・・そうするか」
クウガ達は隠れた
ぺザギル「誰もいねえぞ」
ぺザギルの手下1「おかしいなあ。人の気配はしたようだけど」
クロデュスの街 西部
ネジェロイが300Gクラスの賞金首達を倒していた
ネジェロイ「クックック・・・」
拍手が聞こえてきた
ネジェロイ「?」
拍手はゼイパだった
ネジェロイ「赤を作る男か・・・」
ゼイパ「俺を知っているのか?」
ネジェロイvsゼイパ
戦闘開始
152話
クロデュスの街 西部
ネジェロイ「最後に残す言葉はあるか?」
ゼイパ「・・・」
ゼイパの攻撃 十文字斬り
「ガキン!」
ネジェロイは爪で受け止めた
ネジェロイ。o○(速いな・・・)
ゼイパの攻撃 ネジェロイは攻撃をよけた
ゼイパ「俺をその辺の奴らと一緒にしてもらっては困るな」
ネジェロイ「どこからそんな自信がでてくる?」
ネジェロイは両腕の爪の先をゼイパに向けた
ゼイパ「・・・?」
ネジェロイ「これを食らって何人の賞金首が死亡したか・・・」
ネジェロイの攻撃 スクリュウクロウ
「ギュルルルルル!!」
全身を回転させたまま、ゼイパに向かってきた
ゼイパは攻撃をよけた
ネジェロイ「避けたら止まるとでも思ったか?
ネジェロイは方向転換した ゼイパに向かう
ゼイパ「・・!」
ゼイパは攻撃をよけた
ネジェロイ「クックック、さっきより避けるスピードが遅いぞ」
ゼイパ。o○(・・・真横!?)
ネジェロイまた方向転換し、攻撃 アイアンクロー
「ゴオオオオオ!!」
ゼイパ。o○(攻撃の切り替えが速い・・・!)
「ドシュ!!」
ゼイパに40のダメージ
ゼイパ「ぐっ!」
ネジェロイ「クックック」
ゼイパ「この至近距離は俺の範囲だ」
ネジェロイ「?」
ゼイパの攻撃 十文字斬り
「ズバズバッ!!」
ネジェロイ「!」
ネジェロイに40のダメージ
153話
クロデュスの街 中心部
カトゥン「アシュトウの匂いだ。間違いない」
カトゥンは病院に指をさした
ロガズオ「ドーピングでもしてるのか?
病院ごと破壊してやるぜ!」
ミング「早まるな。もしかすると、負傷してるかもしれない」
カトゥン。o○(アシュトウ。裏切ったことを後悔させてやる)
クロデュスの街 西部
ネジェロイ「ちっ。楽に終わらせてくれそうにはないな」
ゼイパ。o○(急な方向転換がやっかいだ)
「バッ!」
ネジェロイ「!」
ゼイパはネジェロイの後ろに回りこんだ
ネジェロイ「速いな」
ゼイパ「終わりだ」
ネジェロイ「スピードが速いのは分かった」
ゼイパ「?」
ネジェロイはエアカータの魔法を唱えていた
ゼイパの5メートル頭上に風の刃が出来上がっている
ゼイパ「魔法!?」
ネジェロイ「エアカータ!」
無数の風の刃が回転してゼイパに向かってきた
「ヒュンヒュンヒュンヒュン!」
ゼイパ「!」
病院 クロデュスの街 中心部
アシュトウ「・・・この街どうなってやがんだ。
賞金首がだらけなのに、まだ滅びちゃいない」
医師「あれが見計らったようなタイミングでやってくるんだ。
それを正義の味方なんて呼ぶ人もいるが」
アシュトウ「ああ。兵士が何か言ってたな」
医師「昔、生き残って逃げた賞金首から正義の味方の過去を
聞きだせることに成功した」
アシュトウ「賞金首まで治療したのか。変な医者だぜ」
医師「やられるまでは、あんなに恐ろしかったのが、
恐怖に怯えてブルブル震えていた。見ていて放っておけなくて」
アシュトウ「正義の味方ってのはどんな野郎だ?」
医師「・・・知っておくといい。教えよう」
154話
クロデュスの街 西部
ドシュ!!
ゼイパに50のダメージ
ゼイパ「・・・!」
ネジェロイ「クックック・・・」
ネジェロイの攻撃 ゼイパは攻撃をよけた
ゼイパの攻撃 ネジェロイは攻撃よけた
ネジェロイ「エアーカタ!!」
ネジェロイはエアーカタを唱えた
「ヒュンヒュンヒュンヒュン」
ゼイパはよけた
ネジェロイはエアーカタを唱えた
ネジェロイ「当たるまで繰り返すぞ」
「ヒュンヒュンヒュンヒュン」
ゼイパに50のダメージ
ゼイパ「・・・」
ゼイパは倒れた
ネジェロイ「クックック!これが実力の差だ!!」
ネジェロイはゼイパに近づいた
ゼイパは起き上がった
ゼイパ「油断したな。また俺の攻撃範囲に入ったな」
ネジェロイ「上を見てみろ」
「ヒュンヒュンヒュンヒュン」
ゼイパ「・・・どっちが速いかためしてみるか?」
ゼイパは構えた
ネジェロイ。o○(その構えは何だ・・・?)
病院 クロデュスの街 中心部
医師「正義の味方と呼ばれた奴は、昔一つの城を滅ぼしたと聞く。
そこを拠点に今も活動をしているが、どうしてこの街で英雄をやりたいのか
不明だけど、名前も負傷者から聞く事ができた」
アシュトウ「名前は?」
医師「スワイドゥーラ。かけられた懸賞金は12000G」
アシュトウ「い・・・12000G!?」
カトゥン達が現れた
カトゥン「!!」
アシュトウ「カトゥン!なんでてめえがここに・・・」
ミング「どうした?」
カトゥン「・・・帰るぞ」
ミング「カトゥン!どうしたってんだ一体!目の前に
アシュトウがいるっていうのに!」
155話
酒場 クロデュスの街 北部
眼鏡をかけている男。o○(・・・あと1時間)クロデュスの街 中心部
カトゥン達が病院から出た
ミング「おい、やるんじゃなかったのか!?」
カトゥン「医師が言ったことを聞いてなかったのか?」
ミング「何を?」
ストライバ「スワイドゥーラ」
ミング「・・・」
カトゥン「あいつを呼んでおけばよかったが・・・、
とにかく、スワイドゥーラはレベルが違いすぎる」
ミング「・・・」
ロガズオ「最悪な街だ」
カトゥン達は街をでていった
クロデュスの街 北部
「ズバッ!!」
一般人がペザギルに斬られて死亡した
ぺザギル「もっと血を見せろ!!」
ぺザギルの手下達「ははははは!!」
クウガ達は尾行している
クウガ「あいつ・・・罪のない奴を」
フィンブレク「くそ」
ぺザギル達は歩きだした
ぺザギル「野郎ども!俺の刃を見ろ!」
ぺザギルの手下達「すばらしいです!ぺザギル様!」
ぺザギル「俺の片腕は失ったんじゃねえ。
新たに手に入れたのだ!斬るために!フヘヘヘヘ!!」
ぺザギルが歩きだした
フィンブレク「歩き出したぞ」
クウガ「今度はどこへ行く気だ?」
ぺザギル「喉が渇いた。酒場に戻るぞ」
ぺザギルの手下達「はい!ぺザギル様!」
フィンブレク「早く行こう。奴らに置いていかれる」
クウガ「ああ」
酒場 クロデュスの街 北部
眼鏡をかけている男。o○(・・・?)