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お金を集める

グヘヘッヘー!!

ホームレス生活で生き抜くためには、どうしても食料の確保の問題に悩まされる。かつてはゴミ箱から簡単に弁当をゲットできたが、今の時代それも難しくなってきている。時々、大型イベントなどが野外で開催されると食べ残しがゴミ箱に一時的にあふれかえるが、そんなことは滅多にないし。イベント後に人が居残ったりしているとゴミも漁りづらい。

そしてなつかしき調味期限の切れた弁当の宝の山。昔、コンビニのゴミ箱が解放されていて、俺たちにとっては最高の宝の山だった。最高にうまい弁当、おにぎり、パン。なんでもありだ。。しかし、いつしからかゴミ箱に鍵をかけられ、そこから食糧確保の苦しい時代の幕開けとなった。俺たちホームレスを追い込む地獄の時代はここから始まったといっても過言ではない。

地獄の時代は長くは続かなかった。数年後、救世主の炊き出しなどの活動をしてくれる団体様が増えた事によって救われ、現在に至る。だが、それがいつまで続くかは分からない。変化する情勢に備え、今のうちに金を確保する術を身につけるしかないのだ。

スーパービンボー 人が財布を出しやすい所を歩く

人の多い所は、それだけ金を落としてくれる確率も上がってくる。10人で財布は10、100人で財布は100だ、うひょーこれはたまらんな。落としてくれるのを期待する場面、そう・・・財布を出しやすい所は、アーケード街、祭り、大きなイベント。このあたりが思い浮かぶだろう。やっぱ金がないとパン買えないからな~。グヘヘヘヘー!だがしかし!!

腐敗臭を放ちつつ、ボロボロの格好でイベント会場などをうろつくとかなり目立つので、必要最低限の清潔感を保つことは必須になってくる。できれば目立たず速やかにお金を拾い集めたいところだ。腐敗臭を放ちながらボロきれをまとって、怪しい動きをすると警備員に追い出されてしまうからな~。

服は川で選択し、体も洗っておけば目立たずに済むだろう。

スーパービンボー 自動販売機巡りをする

一番手ごろな手段だ。ただし、人が財布を出しやすいところで探すのと比べると、大した収穫は期待できない。ひたすら返却口を確認しつつ、自販機の下の隙間を除いていく地道作業だ。うまくいけば500円玉が落ちている。ここで、便利なのが木の枝などの長い棒だ。自販機の下に落ちている500円玉に手では届かない場合役に立つ。

また、自販機付近の排水溝があればしめたもの。グヘヘヘヘー!!必ず開けてチェックしておこう。自販機から排水溝に転がっていく100円玉。たいていの人は蓋を開けずに諦めるだろう。バールのようなものを持ってると便利だが、不審者に見えて通報されるので、できれば道具は使わずに開けたいところだな。

そう考えると必要最低限の腕力などは必要になってくる。日々のゴミあさりによってついた腕力が役に立つ。

スーパービンボー 皿を置いて、めぐんでもらおう

路上物乞いというと表現は悪いが、通りすがりの人すべてに「恵んでくれ」と憐れみを誘う表情と声で懇願するわけではない。それでは取って付けたような不自然な様子で逆効果だ。邪魔にならないところで正座して、その前に汚い皿を置くだけでOKだ。表情も無表情のほうがそれらしく見える。低確率でホームレス経験のある者、慈悲深い者がかならず恵んでくれるだろう。ただし時間との戦いなのでそれだけ忍耐が必要になってくる。ポイントをいくつか説明しよう。

古くて、丁寧に洗った皿を置こう

使われていない新品な皿を置くと逆効果なので、古い皿を綺麗な状態で置こう。ホームレスらしさを演出するには泥まみれの汚い皿が良さそうだが、これも逆効果となる。せっかくの綺麗なお金を汚い皿で汚したくない心理が発生する。特に紙幣は入れづらい。

正座が基本、あぐらをかくのはやめよう

足に負担のかかる座り方のほうが、相手に気持ちも伝わるし。あぐらをかいたり鼻くそほじったりしながらだと、哀れみを誘う事が出来ず、相手は見向きもしなくなる。偉そうだしな、グヘヘヘヘー!!

ポイントはややキツそうな顔で正座をしていることだ。あまりに苦しそうな顔だとワザとらしく見える。

大雨の日などを狙おう

雨に打たれたびしょ濡れの子犬をイメージし、悪天候の日を狙おう。これこそ忍耐が必要になってくるが、それに見合った結果は十分に期待できる。炎天下の中、一日中正座しているのも辛いのでこれも効果がある。

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