蛆虫には蛆虫の言いたいことがあります。
でも、体をくねらせているだけで、見た目では気づきにくいでしょう。
必死になって体をくねらすことで、体力を全て使い果たし、
今まで落としてきた蛆の数は、もう数えられません。
21世紀。今こそ、蛆虫の訴えに気づくべき時代ではないのでしょうか?
よく見てください。蛆虫のくねり。間違いなく叫んでいます。
いくぞ蛆虫の叫び!!
蛆虫の叫びその1
「もっと腐らせろ!!!」
ちょっと食品が腐ってきたら、「うわ汚い」とか言って途中でやめてませんか?
せっかく蛆の生活環境が整いはじめてきているというのに・・・。
中途半端に腐らせるのはルール違反。
例えば、バレンタインデーでチョコレートをあげようとして、
やっぱりやめますごめんなさい。・・・なんていうフェイントと同じです。
相手は確実に傷つきます。
蛆虫の叫びその2
「どこに向かって進めばいいのか教えてくれ!!!」
うじはとっても方向オンチです。
うっかり、直射日光に行く事だってありえます。
直射日光に当たってしまうと、帰らぬ人っていうか、帰らぬ蛆となってしまいます。
蛆も蝿になるまでは、人間の赤ちゃんと一緒で、 誰かが面倒をみてあげる必要があるのです。
手遅れになる前に、ちゃんと道を教えてあげましょう。(例えば、ゴミ袋の中へ案内する等)
蛆虫の叫びその3
「乾燥するから水をかけてくれ!!!」
蛆は乾燥したら、確実に命がなくなります。イモムシ等とは違うのです。
ぬめりのある場所でしか生きていけないウジには、
どうしても水分が必要です。みかけたら、サポートしてあげてください。
・・・とはいえ、やっぱり蛆虫は気持ちが悪い・・・と、ほとんどの人が思うはずです。
ところが、慣れてしまえばどうってことありません。
初めてプールに入って泳げたことを思い出してください。
最初はちょっと怖かったのに、慣れてしまえばとっても楽しい思い出になったはずです。
あとは勇気の問題でしょう。